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2013-12-28

[]【メモ】:Reblog の始まり 12:39

  • marco のインタビューから

http://interviews.tumblr.com/post/23780058/marco-arment

Reblogging is not a new idea (see http://www.reblog.org/),

reblog.org とは?

Reblog is a PHP-based server-side RSS aggregator/reader that allows for quick, easy, iterative filtering, editing and re-syndicating of posts. Its output is an RSS feed that contains numerous metadata necessary to re-publish posts with appropriate attribution.

Eyebeam's reblog represents one such example. Developed and named by Jonah Peretti, Michael Frumin, Michael Migurski, Alex Galloway and Boris Anthony, the Movable Type hack dubbed "reblog", was designed in early 2004, as a means of making web surfing, re-posting and crediting material easier. Today, we see permutations of the curating technology first built at the Atelier, all over the web. The most popular software operating off the same principles—Tumblr blogs and Facebook feeds—allows users to easily re-post material and create their own custom feed readers, just like the Eyebeam reblog.

reblog は芸術と呼ばれる世界から始まった。

  • marco のインタビューによるとtumblr ver1のときから実装が試みられていたらしい

http://interviews.tumblr.com/post/23780058/marco-arment

Reblogging was a feature we had planned from the start, but cut it from the first version of Tumblr at the last minute because we weren’t happy with its implementation. (The version of reblogging that appeared in Tumblr’s second version was completely rethought and much better.)

2013-12-27

[]【メモ】:坊主頭の人と髭にサングラスの人が繰り広げるパネル DIS カッション 17:26

いわゆる若者のソレとは別に、主にサブテカにより構成されるエンジニアコミュニティの総称。

こんどのデブサミで競演予定

サンフランシスコからビールを飲んでの中継、坊主頭の人と髭にサングラスの人が繰り広げるパネル DIS カッション、1 人持ち時間 5 分きっかりのライトニングトーク。

Shibuya.js 特別対談 (30 min)

パネルDISカッション (brazil x ma.la) with 江渡浩一郎

VH$上映 (youpy)

2006年ごろ、Shibuya.jsの講演を頼まれたのがきっかけで、JavaScriptに興味を持ちました。Shibuya.jsの発起人であるsecondlifeさんとnagayamaさんが、Shibuya.pmの活動をリスペクトしてくれていて「Shibuya.jsを今度立ち上げようと思っているんだけど、初回のイベントで何か講演してもらえないか」と声を掛けていただいたのが最初です。

Shibuya.jsはファーストランゲージがJavaScriptという人がいるので、

2005年のLLDNという軽量プログラミング言語のイベントが、Perl以外の人達と触れ合った初めての機会でした。

他には、豪華ゲストを招いて講演していただくこともあります。昔、江渡浩一郎さんに基調講演をしていただいたことがありました。2006年当時に「これから10年後以内にJavaScriptがサーバサイドでもフロントエンドでもクライアントでも使える」という話をされていて、

他には、福岡のbrazilさん(デブサミ2007出張Shibuyaイベント )や、当時北海道に在住されていた樋口証さん(Shibuya.js Technical Talk #2 )を呼んだことがあります。

2003年はLL Saturday、2004年はLL Weekend、そして今年はLLDN。

[]【メモ】:tumblr 創世記 その零 (キャラバン2004 の巻) 16:25

tumblr 創世記。2004年、高速道路をひた走るワゴンの荷台で、ガタガタ揺れているはてなのサーバーの映像からスタートしないといけないっぽい。

[]【メモ】:紀元前 15:14

カトウさんと、koyachiさんに会いたいったってところで意気投合。 それと、secoundlifeは、なんでノンアルコールで、他の人よりもテンションが高くてあやしいんだろうか(粉説)。 あと、malaさんだなぁ。 また、なんかたくさん聞きました。

brazil, mala, nagayama, secondlife, youpy, koyachi。brazilさんに誘われて参加。皆さんと初顔合わせ。

subtech日記にfcshの件で初めてコメントした日の夕方に合うことに。secondlifeさんは動きや発言にキレがある。カッ、カカッときて、おもろい。

nagayamaさんのデザインに対する姿勢がいい。会社での取り組みなど、少し聞けた。一次会後半は寝ていた。

youpyさんはスパムメールを愛読してる。flickr名刺を頂いた。色がユニークID。話のそらし方がyoupyさんぽい。

brazilさんは必死だ。いろいろ質問し、話がずれそうになると軌道修正。ハゲと言われてうれしそうだった。

malaさんは色々考えてる。いい意味で考え過ぎだ。皆に公平。恐らく、ほとんどの人が表面上の、一面にしか気がつけてない。

2004年、僕が前職で広告の制作をしていたころ、当時住んでた初台のマンションではてなが東京にくるというレポートを深夜まで読みながら、「あのはてなが東京にくるんだなー」とひとり興奮していたのを昨日の事のようにように覚えています。

ちょうどそのころは仕事で大学にwikiを導入しようとしていて、日本のwiki活動家の皆さんやwikiばなの存在を知って、wikiばなVol.2の懇親会に参加させてもらったのでした。今みるとすごいメンツだった…。

そこにはてなIDを入れた名刺を作ってもっていって「名刺にはてなIDいれてくれるなんて嬉しい」と、そんな会話をしたのが近藤さんとの初めての会話でした。

2005年にはblog hackers conferenceがあって、そこではじめてセコンさんと会って、2006年に彼がはてなに入社して「はてなかーすげーなー」って思っていて、でもそんなスゲー人ばっかりがいる会社は手の届かぬ存在だよなーと思いながら悶々とした日々を過ごしていました。

その頃からなぜか僕は幹事というキャラが定着していて、shibuya.jsというJavaScriptのイベントで幹事したりとか、YAPC2006とかRubyKaigi 2006とかでも幹事をして、名立たるスーパーハッカー達に「サブテク入りたい!」っていう習字を書いてもらったのは今でもいい思い出です。

  • はてな
  • wikiばな
  • blog hackers conference
  • subtech
  • shibuya.js
  • YAPC2006
  • RubyKaigi 2006

思わぬところで、2007年以前を発見した。

2013-12-26

[]【メモ】:tumblr 創世記 その四 (ヤバイ、JavaScriptマジヤバイ の巻) 10:21

dashboard の深さが有限であること

dashboardの深さが有限であることを、皆様ご存じでしょうか?これはフォローしている古参の種類によりますが通常、2007/3/末〜4/始あたりといったところになります。

  • Exponential Endless Summer のデータ

日本で最初の男たち

  • MoMB
  • ku & kenmat

インターネットにも深さがある

  • google
  • wayback machine
  • hatena bookmark
  • etc

その時代の始まり

「遠い昔、遥か彼方 Web 辺境の地で、」

さて、Webの世界において、2006年から2007年にかけては実にエポックメイキングな年でした。

つか、JavaScriptマジヤバイ。絶対2005年はJavaScriptが見直される年だよpqpq

  • shibuya.js
  • 誤解された言語 javascript
  • わたしの考える javascirpt
  • web辺境の人々(ku インタビュー)

share on tumblr そして tombloo

taberareloo と tombfix

未来

2013-12-20

[]tumblr 創世記 その三 ( reblog の巻 ) 20:18

http://03633610.tumblr.com/post/35391679239/soulsurfer3-laird-hamilton-at-jaws

(この記事は、tumblr reblogging enviroment Advent Calendar 2013 第20日目の記事です。)


http://taizooo.tumblr.com/post/11270200

ハワイのジョーズで世界一速いスーパービッグウェーブを乗りこなすために、ジェットスキーとストラップで足を固定するイカレたシェイプのサーフボードの組み合わせが発明されたのと、アラスカのチュガッチのディープパウダーを滑るために、ヘリとスーパードゥーパーファットスキーやビッグガンスノーボードの組み合わせが発明されたのと、Tumblrのすげぇークールなdashboardを乗りこなすために、FirefoxとAutoPagerizeとLDRiseとminibufferと未だ見ぬ何かの組み合わせが発明された話をいつか書く.

魅惑的で刺激的な「場」と、それを克服するための「道具」の組み合わせは、いつでも新しい世界を築いてきました。


1992年、ハワイ、JAWS と呼ばれるそれはそれは巨大な波が立ち上がるポイントで、何人かの男達が頑丈なゴムボートとそれに引っ張られるサーフボードに乗って波をまさにテイクアウトしようとしていました。そのサーフボードにはストラップが取り付けられ足が固定されるようになっていて、その形は異様に細くシェイプされていました。人力で波に乗るには初速が全然足りないくらいの速い大きな波です。それを彼らはボートで牽引することで克服しようとしていました。サーフボードはその波のスピードの速さに負けないくらい抵抗の少ない高速なシェイプが施されていたのです。後にトゥーイン・サーフィンと呼ばれるスタイルの誕生です。


その同じ頃、アメリカの雪山ではパウダージャンキーなスキーヤー達は、その浮力の大きさに利するスノーボードの後塵に拝していました。その当時スキー界のロックスター達は細長い2m以上という競技用の板に乗っていました。そんな中、何人かの男達が見るからにずんぐりむっくりな幅が太く長さの短い板を握っていました。その板はファットスキーと呼ばれていました。当時、そのファットスキーはお金持ちのお爺さんお婆さんがアルプスあたりで手軽にパウダーを滑るための道具とみなされていました。彼らはその醜いファットスキーで、世界一スティープでディープなパウダーに挑みます。それはアラスカ、バルディーズのチュガッチと呼ばれる山々でした。ハイクアップ不可能なその切り立った山頂にヘリで一気に横付けして、何本も何本もラインを刻んでいきました。


このような事例については、枚挙に暇がありません。

19世紀終りに南北戦争が終って使われなくなった軍楽隊の楽器を手に入れた、黒人達が作りだした新しい音楽、ジャズの誕生。1960年代の終り、ジャマイカで発見された、ボーカル抜きのトラックにエコーやリバーブを掛けまくるとなぜか気持ち良くなってしまう、というダブ。1970年代、アメリカで発見された、2台のターンテーブルと2枚のレコードから、延々と繰り返されるブレイクビーツ。それとスクラッチ、そしてヒップホップ。

13世紀、地中海を席巻した商人達が開発した複式簿記。そして16世紀から17世紀にかけて世界を股にかけて大活躍するオランダ商人。大航海時代を支える大型帆船と航海術。新しい大陸の発見とアフリカ大陸の制覇。森林の枯渇から始まる石炭利用。そして産業革命。イギリスによる世界電信網の構築。大量殺戮兵器の発明と世界大戦。アメリカが握る世界覇権。世界を繋ぐ電話網。ベルの躍進。

そのベルの倉庫に余っていた PDP-7 から動き出した UNIX 。 スプートニック・ショックに始まった ARPA の設立。ハワイの ALOHAnet 、 ARPANET そして、インターネット。weblog の誕生。ソーシャルブックマークとフォークソノミー。XML と RSS とフィードリーダー。tumblelog 、 tumblr 、そして Reblog の登場。


Reblog

みんな大好き Reblog が登場したのは、2007/04/27 に tumblr ver2 がリリースされた時のことでした。

このとき実装された機能は

  1. FOLLOW YOUR FRIENDS
  2. REBLOG STUFF YOU LOVE

http://gyazo.com/42253367f032b1b8db21dc000af7800e.png

今や tumblr の代名詞である Reblog なのですが、これは最初から tumblr に存在する機能ではありませんでした。このとき始めて世界に Reblog が現われました。ハレルヤ。


さて、 tumblr において dashboard と reblog の登場は、その意義としてもテクノロジーとしても実に目覚ましいものでしたが、実は reblog はすぐに世界に受け入れられた訳ではありませんでした。それはその当時の dashboard を覗くことから知ることが出来ます。

  • M,2007-05-01,1178010000000,1393060
  • M,2007-06-01,1180688400000,2667161
  • M,2007-07-01,1183280400000,4812714
  • M,2007-08-01,1185958800000,6907290
  • M,2007-09-01,1188637200000,9913461

( via Exponential Endless Summer 2013.08 )

時が経つにしたがい徐々に徐々に reblog が浸透していきました。たがが外れたように reblog を連射する奴等(つまり、われわれ)が現われるには、ある道具の誕生を待つ必要がありました。


2007/02/28

2007/02/28のことです。 dashboard には、またいつものように、公式なアナウンス無しにいくつかの新しい機能が追加されました。

  • Radar’s back, now not the latest posts, as the earlier version did, but some more editorial control, at least partially based on stuff like reblogs.
  • Dates! Not romantic ones, but date pages, like this. See the theme page. Also, there is now a {block:Pagination} block.
  • Staff picks. Tumblelogs around the world (Google maps, yay! Set your location in the “customize” menu, “directory” tab). Nicely designed tumblelogs. Womanfolk, er, tumblettes. Music tumblelogs. Artsy people. In short, lots of new ways to find new tumblelogs.
  • Preview! Now you can preview posts before publishing. Not much more to say, other than that it’s appreciated.
  • “Brag”: now Tumblr can show a “Create a site like this” button in place of the dashboard, follow, etc., icons for people not logged in. Enable that under the brag tab under “customize”.

dashboard に新しい機能が追加された。ということで今や皆様御存じの通り、インターネッツは大変賑やかな事になります。

http://cxx.tumblr.com/post/27473007

tumblr.のpost編集画面にPreviewボタンが追加されていることに気付いた。特に目立つ告知もなくじわじわバージョンアップしていくこの手口は中毒性がある。

https://twitter.com/tsuyoshi_cho/status/764259518

あー、preview関係のせいかも? tomblooで上手くいかないなーと。とほほ

https://twitter.com/qtbrowneyes/statuses/764260982

外部のサイトのは tombloo で post 出来ますねぇ。 dashboard のみダメぽっぽいので preview 機能が臭いますよね

お約束の通り tombloo も動かない。そんな騒動の中、その時がやってきました。

http://cxx.tumblr.com/post/47475693

一日も経たない内に颯爽と現れたのが reblogcommand だった。


reblogcommand

reblogcommand は、2008/02/29に LDRize, minibuffer の作者である snj14 サンにより、リリースされました。

使い方

  • tやT(shift + t)を押してください
    • t : そのままreblogします
    • T : 新しくreblogのページを開きます

私達の象徴である "jjjkkt" という世界がこの瞬間始まりました。ハレルヤ。


ReblogCommand は minibuffer, LDRize と呼ばれる userscript を前提としていました。

minibuffer は、環境というかエコシステムでした。これを利用してたくさんの script が作られました。これについて説明するのは大変難しいのですが、そのきっかけとなった重要な post があります。 Constellation サンによるものです。


LDRize minibuffer tumblr reblog command

さて、2008/02/28 の騒動の中に気になる post があります。それはこのようなものです。

http://cxx.tumblr.com/post/27505373

Tumblrリニューアルで LDRize minibuffer tumblr reblog command と俺が死亡

LDRize minibuffer tumblr reblog command とは何か。

reblogcommand 誕生から遡ること半年ほど前、 ku サンが一つの userscript をリリースしました。これがその長い名前の script でした。

ku サンは LDRize に一早く目を付け、それに組込まれていた minibuffer を拡張して、このスクリプトを作りました。その過程で minibuffer は LDRize から独立して、新しい魅力的なエコシステムとして機能していくこととなります。

さてこの長い名前の script なのですが、LDRize の機能を使って pin を立てた post を、まとめて reblog するというものでした。

LDRizeのミニバッファにreblogコマンドを追加するスクリプト LDRize_tumbler_dashboard_reblog.user.js « ku

あとはふつうにjで進めてreblogしたいとおもったものをpでピンを立てていきます。ふつうは右にピンを立てたページの名前が表示されていくのですがLDRizeの仕様上reblogのアイコンが並んでいきます。

最後にminibufferを開いてreblogコマンドを実行すると、実際にreblogが行われます。

http://gyazo.com/9b54c417a7f4d28c18dac371388ecca1.png

そうです、"t" ではありませんでした。 ReblogCommand では "t" が使用されることになります。なぜ "t" が選ばれたのでしょうか?


LDR + ShareOnTumblr

さらに遡ること3ヶ月ほど前、ShareOnTumblr / tombloo の作者である brazil サンが一つの script をリリースしました。 LDR + ShareOnTumblr です。これは Livedoor Reader の上で動作する reblog のための script でした。

その説明文に "t" の文字が始めて現われました。ハレルヤ。

LDRからTumblrへポストするGreasemonkeyスクリプト - 実用

LDRでTumblrのエントリを読んでいるときに、[Shift]+[T]また[T]のみでダイレクトにReblogできます。

LDR上で、多数のTumblrフィードを読み、Reblogを行う場合に便利です。

なぜ "r" ではなく "t" だったのでしょうか? それは、この LDR + ShareOnTumblr が利用される Livedoor Reader のショートカットが理由であったと考えられます。

http://gyazo.com/c497b370b27e002b3faf3664fece52ef.png

"r" には既に「フィード一覧の更新」という機能が割り当てられていました。ではなぜ "t" だったのでしょうか? 残念ながらそれは brazil サンのみぞ知る、です。


連鎖

  • tombloo の前身である ShareOnTumblr からコード片を持ってきて LDR 上で "t" で reblog を実現した LDR + ShareOnTumblr 。
  • LDRize, minibuffer と ShareOnTumblr のコード片を利用して "j" "k" "p" で bomb するように reblog を実現した LDRize minibuffer tumblr reblog command 。
  • LDRize minibuffer tumblr reblog command を minibuffer の機能を最大限に利用する形で "t" で reblog を実現した reblogcommannd 。

まるで reblog の連鎖のようなこの流れはここだけにとどまりませんでした。

連鎖はさらに続いていきます。


60rpm の時代

60post体制

Tumblrにおいてメーカー純正の LDR + Tombloo と、サードパーティ製 Dashboard + Tombloo が二大勢力として君臨し、reblog界を席巻していた体制。2008年夏に1分間に60postできる仕組みが構成されためこう呼ばれる。

このようにして 2008年の夏に、60rpm(reblog per minute) と呼ばれる時代がやって来ました。われわれリブログマンキーの時代の到来です。ハレルヤ。

そして、この引用の意味を問い続ける時がやってきたのです。

世界開放流 - 動物的情報化 via KENMAT

本当に重要なことは、何度も何度も目にすることになる


さて、この問いについての答を探し続けて dashboard に潜る私達は、まるで「終らない夏」を探しているようだ、と揶揄されるようになります。そして、それが Endless Summer と呼ばれる重要な思想に繋っていきます。そのお話については次回に続きます。

2013-12-11

[]tumblr 創世記 その二 ( tumblelog の巻 ) 22:14

http://taizooo.tumblr.com/post/370664889

(この記事は、tumblr reblogging enviroment Advent Calendar 2013 第11日目の記事です。)


世界開放流 - 動物的情報化 via KENMAT

本当に重要なことは、何度も何度も目にすることになる

今回はここから、始めます。この引用は私達にとって、すでに古典として重要なものとなっています。dashboard で繰り返し同じ post が現われることについての意味を、私達はここに見い出しています。

さて、この post がされたのは、2007/04/07でした。実は、 yuiseki サンが tumblr に join したのは2007/04/06でした。わずか一日でこの「動物的情報化」を書いた訳です。驚くべき洞察力です。どのように月面着陸よろしく、tumblr と向き合ったのかちょっと覗いてみましょう。

ここに興味深い post があります。その post は「動物的情報化」とほぼ同時期に書かれたものです。以下に全文を引用します。

世界開放流 - 流れるようにアウトプットする

流れるようにアウトプットする

なるほど。

たしかに。

だんだんこのサービスの良さがわかってきた。

情報を「収集する」という考え方はもう古いと思うが、それと同様に

情報を「発信する」という考え方も、もはや古いのかもしれない。

収集と発信。インプットとアウトプット。


何かが足りない。

そうなのです、 Reblog(スループット) が足りません。

先の「動物的情報化」にも「流れるようにアウトプットする」にも Reblog に関係するような言葉は全然見当りません。この時点では Reblog は存在しないのです。実は、「動物的情報化」も「流れるようにアウトプットする」も、リブログ紀(reblog era)以前の文章だったのです。


みんな大好き Reblog が誕生したのは、2007/04/27 に tumblr ver2 がリリースされた時のことでした。

このとき実装された機能は

  1. FOLLOW YOUR FRIENDS
  2. REBLOG STUFF YOU LOVE

http://gyazo.com/f55f24e38d3c4b7696fc395940c02c37.png

今や tumblr の代名詞である Reblog なのですが、これは最初から tumblr に存在する機能ではありませんでした。このとき始めて世界に Reblog が現われました。ハレルヤ。


さて、 Reblog が無い tumblr 。みなさんは想像できるでしょうか?

今の視点から見れば、Reblog が無い tumblr なんてどこが面白いんだ。としか考えることが出来ないと思いますが、それはあくまでも現在の視点に立って過去を見ているからに他なりません。ということで yuiseki サンが先程の「動物的情報化」を書いた2007/04/07まで時計の針を巻き戻してみます。

「動物的情報化」から大事な部分を切り出してみます。

http://yuiseki.tumblr.com/post/668523

自分の場合、Livedoor Readerを使うとき、

とにかく1日に数千件のエントリをひたすら「処理」する。一つ一つはどうでもいい。

情報のインプットに限らず、アウトプットにも同じことが言えるのかもしれない。

”Tumblelog”(Tumbleは転がるような、崩壊したような、

一つ一つのポストは互いに脈絡のない”点”でしかないかもしれないが、 やがてそれら大量の点を通して自分の脳全体のアジェンダを可視化していく

2つのキーワード、 Livedoor Reader そして tumblelog


Livedoor Reader は2006/04/18に公開されました。それは2006/04/14に開催された Shibuya.js Technical Talk #1 で華々しくこの世にデビューしたようです。

Livedoor Reader の意味については、英語版の Livedoor Reader だった Fastladder のログインページに書かれていたという以下のフレーズを引用しておきます。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0707/04/news034.html

1000feeds in your sight

Livedoor Reader は、Web を読むという行為を、そのテクノロジーとインターフェースで極限までスピードアップしました。それは1000以上のフィードを読むこによって初めて見ることの出来る景色を、コアな Web ジャンキーに見せつけることとなりました。


tumblelog という言葉は、Wikipedia によれば、2005/04/12に why the lucky stiff によって書かれました。

Blogging has mutated into simpler forms (specifically, link- and mob- and aud- and vid- variant), but I don’t think I’ve seen a blog like Chris Neukirchen’s Anarchaia, which fudges together a bunch of disparate forms of citation (links, quotes, flickrings) into a very long and narrow and distracted tumblelog.

  • この記事を書いたのは why the lucky stiff である
  • Chris Neukirchen の anarchaia という blog を指して tumblelog と呼んだ
  • anarchaia は Ruby と Vooly という記法により書かれている

tumblelog は Ruby 界隈での出来事として一番最初に記録されています。また Jason Kottke が2005/10/19の記事に以下のような文章を残しています。

Many of the tumblelogs I ran across seem to be powered by Ruby on Rails, itself a quick and dirty programming framework that emphasizes fast prototyping. You can kind of see how tumblelogging is the blog equivalent of Rails.

tumblelog を Rails と並び称しています。tumblelog は、クイックでダーティーなブロギングフレームワークである。といったところでしょうか?

tumblr は先の、anarchaiaや, Projectionist といった初期の tumblelog にインスパイアされて作られたことが知られています。が、これについては、何千倍も良い記事があるのでそちらを示して終りにします。


さて、 anarchaia ですが、2005/03/27に一番の post がされています。ちょっと見てみましょう。

http://cache.gyazo.com/94778f0d078134157c5ecd22e06fb97b.png

ページ構造を見ればわかるように、link, flickr, lyrics という class 名が指定されています。anarchaia の記法である Vooly では、以下のとおり、最初期から以下の5つの型が考えられていました。

http://web.archive.org/web/20050804084129/http://chneukirchen.org/blog/archive/2005/04/thoughts-on-vooly.html

  1. Links
  2. Flickr images (photo)
  3. Quotes
  4. IRC quotes (chat)
  5. Lyrics

その後、thought (text) が、追加され6個の型を持っていました。


さて、tumblr はどうでしょうか?

http://gyazo.com/45deaeb958c24f9afa0500c38986dfbd.png

これについては、 tumblr 界の極悪非道なマッドプロフェサーである ku 氏がコメントを残しています。それはまるで、聖書の中の一文のようなフレーズです。

http://ido.nu/kuma/2008/04/11/seven-tumblr-content-types/

tumblrはpostの種類を7つにわけた。ふつうの文章、写真、引用、リンク、チャット、音楽、映像。

tumblr は当初、Text, Photo, Quote, Link, Chat, Video の6つ型を持っていました。その後 Audio が追加されて、最終的には7つの post の型を持っています。どうやら tumblelog において、この「post には型がある。」というルールは、大変重要な共通事項のようです。


さて、ここで宇宙が誇るネットウォッチャー otsune 氏の文章を引用しておきます。otsune 氏は 2007/05/09 に tumblr に join しました。こちらの post は 2007/05/12 という tumblr を使用し始めてすぐに、彼が残した感想になります。

http://www.otsune.com/diary/2007/05/12/1.html#200705121

だけどソーシャルブックマークにも弱点が有って、.jpgとか.gifみたいな画像ファイルを直接記録するのに向かない。これはただ単に、ソーシャルブックマークサービスがタイトルテキストしか表示しない事に割り切ったデザインをしているからなんだけど。

その点で言うと Tumblr_ は、さらに一歩踏み込んだ設計をしている。

「Text Photo Quote Link Chat Video」という6つの種類に特化して投稿することでリンクの仕方や見え方がばっちり来るようになっている。

モノクロなソーシャルブックマークと、七色に輝く tumblelog (tumblr)。


ソーシャルブックマークの歴史は del.icio.us が2003/9月に誕生したときに始まりました。

そして日本では、2005/02/10のはてなブックマークの誕生により一般化したと言えるでしょう。

この2007年の春の時点では、 Livedoor Reader といったフィードリーダーの普及が、「Web を読む」という行為を極限までスピードアップした一方、「Web に書く」という行為の受け皿として存在したのは url 単位という低い解像度のソーシャルブックマークと、スピードが遥かに遅いブログでした。


そういった時代に tumblelog という七色の衣を纏ってインターネットの金色の野に降りたったのが tumblr だったのです。

極限値にまで逹したインプット、旧態然とした低速度、低解像度なアウトプット。限界を越えた情報の雨と、溢れる欲求。まさしくそのような欲求に飢えていた、新し物好きの愉快な Web ジャンキーどもに熱狂的に受け入れられて、tumblr はそのデビューを飾ることとなりました。

そして、6年を経た現在でも、その七色の輝きはいまだ衰えを知りません。

さて、みんな大好き Reblog が、人々を混乱させ、惑わせ、魅了して、そして受け入れられ、私達の時代が訪れるのはそれ以降の話となります。そのお話については次回に続きます。

2013-11-30

[]tumblr 創世記 その一 ( AutoPagerize の巻 ) 00:09

この記事は、tumblr reblogging enviroment Advent Calendar 2013 第一日目の記事です。

dashboard の深さが有限であることを、皆様ご存じでしょうか?これはフォローしている古参の種類によりますが通常、2007/3/末〜4/始あたりといったところになります。

さて、Webの世界において、2006年から2007年にかけては実にエポックメイキングな年でした。

さて、今回取り上げたいのは AutoPagerize についてです。

今や私達は web ページはスクロールで、過去へ進むことが出来ること。そして web ページというのは「潜るもの」である。というのを当たり前のように受けいれています。それもこれも AutoPagerize が私達の感覚を変えたといっても過言ではないでしょう。

そんな、みんな大好き AutoPagerize は2007/1月に誕生しました。

GreasemonkeyのスクリプトにGoogleAutoPagerとかなんとかAutoPagerというのがあって、

とても便利なのだけど、こういうのってもっと汎用化できるんじゃないかと考えてみた。

そのデータはJapanizeみたいにWikiとかで管理すれば、

いつのまにかいろんなサイトがAutoPager化されるとかも実現できるんじゃないのかな。

そしてそれから2週間ほどで、SITEINFO方式で動くようになります。

サイト用データを外部から取得するようしました。

取得先は復活していたinfogamiです。

このとき、SITEINFOが置かれたのは、infogami でした。infogami は、 Aaron Swartz が作った Wiki プラットフォームでした(その後、 jottit に繋がっていきます)。

実は wayback machine には swdyh.infogami.com の初期の更新履歴も残されています。

一番最初は2007/01/13のものです。

14	del.icio.us用
15	<textarea class="autopagerize_data" readonly="readonly">
16	url:          http://del.icio.us/*
17	nextLink:     //a[@accesskey="e"]    
18	insertBefore: id("bottom")
19	pageElement:  id("main")
20	remainHeight: 800
21	</textarea>
22	
23	YahooJapan検索用
24	<textarea class="autopagerize_data" readonly="readonly">
25	url:          http://search.yahoo.co.jp/search*
26	nextLink:     id("yschpg")/p/big[last()]/a
27	insertBefore: id("yschpg")
28	pageElement:  id("yschweb")
29	remainHeight: 800
30	</textarea>
31	
32	YahooJapanオークション検索用
33	<textarea class="autopagerize_data" readonly="readonly">
34	url:          http://search.auctions.yahoo.co.jp/*
35	nextLink:     //td[@align="right" and @width="1%"]/small/b[last()]/a
36	insertBefore: //table[position()=11]
37	pageElement:  //table[position()=7]
38	remainHeight: 1200
39	</textarea>

del.icio.us、YahooJapan、YahooJapanオークションのわずか3つの SITEINFO だけでした。

ここで、みんな大好き tumblr の SITEINFO がどのタイミングで登録されたのか見てみましょう。まず皆さんが「表側」と呼ぶユーザーページ側が登録されたのが 2007/05/01 です。

15	### tumblr
16	<textarea class="autopagerize_data" readonly="readonly">
17	url:          /http:\/\/.+\.tumblr\.com\/.*/
18	nextLink:     id("navigation")/a[starts-with(text(),"next")]
19	insertBefore: id("navigation")
20	pageElement:  id("container")/div[@class!="navigation"]
21	remainHeight: 800
22	</textarea>

そして、皆さんが「裏側」と呼ぶ dashboard 側が登録されたのが 2007/05/03 のことです。

15	### tumblr(dashboard)
16	<textarea class="autopagerize_data" readonly="readonly">
17	url:          http://www.tumblr.com/(publisher|dashboard)
18	nextLink:     id("posts")/following-sibling::div[2]//a[last()]
19	insertBefore: id("posts")/following-sibling::div[2]
20	pageElement:  id("posts")
21	remainHeight: 800
22	</textarea>

登録者は brazil サンですね。皆さんご存知 tombloo の開発者であります。history を見るとわかるのですがかなり最初の内から SITEINFO の登録を行なっています。

さて、今の視点から見れば、brazil サンと swdyh サンの距離が近いことはそんなに不思議は無いのですが、それはあくまでも現在の視点に立って過去を見ているからに他なりません。ということで AutoPagerize 1st がリリースされた2007/1月まで時計の針を巻き戻してみます。

AutoPagerize が産声を上げる数日前の2007/01/09 平日火曜日の19:30から1時間ほどの小さなトークセッションが行われました。 そのトークセッションは、「Wiki小話/Vol.7 - Podcastle Night。」と呼ばれるものでした

このトークセッション、発表者、参加者にはそうそうたるメンツが名を連らねています。

発表者としてブログラマー首狩り族の長として名を成す eto サン、マスター・オブ・tombloo な brazil サン。

参加者として otsune サン、dotimpact サン、arton サン、mala サン、yappo サン、kzys サン、kakutani サン、tsuda サン、youpy サン、tsukamoto サン、他。そして AutoPagerize の創造主となる swdyh サン。

brazilさんの発表がやっぱり印象的だったなあ。

あと江渡さんが言っていた「集合知によって改善するシステム」っていうのがなんかしっくりきた。

brazilさんのJavaScriptをWikiに書いてなんとかかんとかっていうのも、そういうことなんだろうなあ。

その、Wiki小話の主催者だった tsukamoto サンに話しを聞いたことがあります。期待したような劇的な出来事があった訳ではなかったようで、拍子抜けしたのを覚えています。ただ、まあ少なくとも AutoPagerize の誕生には大きな要因になったことは間違いないでしょう。

さて tumblr についてです。2007/04/27 に早速 tumblr ver2 がリリースされます。

このとき実装された機能は

  1. FOLLOW YOUR FRIENDS
  2. REBLOG STUFF YOU LOVE

http://gyazo.com/f55f24e38d3c4b7696fc395940c02c37.png

はい。みんな大好き REBLOG です。

今や tumblr の代名詞である Reblog なのですが、これは最初から tumblr に存在する機能ではありませんでした。このとき始めて世界に Reblog が現われました。ハレルヤ。

このように、AutoPagerize の開発と Reblog の誕生という奇跡のような偶然の一致によって、我等、リブログマンキーという種族はこの世に生を受けたわけです。

ところで、アレ? 何かが足りませんね。そうです、 tombloo です。そのお話については次回に続きます。

さて、明日の tumblr reblogging enviroment Advent Calendar 2013 第2日目の担当は YungSang サンです。お楽しみに。